フッ素について 2025.12.10 JR稲毛駅前 千葉総合歯科稲毛 歯科衛生士の田端です。 本格的に寒くなってきましたがいかがお過ごしでしょうか?クリスマスや年末年始も近くなってきて美味しいご飯が楽しみになってきましたね!ご飯を食べた後は歯磨きするのを忘れないようにしてくださいね。 今回は、虫歯に対するフッ素の効果についてお話していきます。 フッ素は虫歯予防に役立つことで知られていますが、具体的にどのような働きをするのでしょうか?フッ素には大きく分けて以下の3つの効果があります。 ① 歯の再石灰化を促進する 私たちの歯は、食事をするたびに酸によって表面のカルシウムやリンなどのミネラル成分が溶け出してしまいます。これを「脱灰(だっかい)」と言い、脱灰が続くと虫歯の原因になってしまいます。 フッ素には、この失われたミネラルを歯に戻す「再石灰化(さいせっかいか)」を促進する働きがあり、歯の修復を助けてくれます。 ②歯質を強化し、虫歯になりにくくする フッ素が歯の表面に作用すると、歯のエナメル質が強くなり、酸に対する抵抗力が高まります。これにより、虫歯になりにくい丈夫な歯を作ることができます。 ③ 虫歯菌の働きを抑える 虫歯菌は、糖を分解して酸を作り出し、歯を溶かします。フッ素には、この虫歯菌の活動を抑制し、酸が作られるのを防ぐ働きがあります。これにより、虫歯の進行を抑え、健康な歯を維持しやすくなります。 なお、フッ素による虫歯予防効果は、あくまで初期の段階でのものです。すでにエナメル質の奥まで進行した虫歯にはフッ素だけでは効果が期待できないため、定期的な検診で早期発見・早期治療を行うことが大切です。 【フッ素の取り込み方について】 ① フッ素入り歯磨き剤 現在、多くの市販の歯磨き剤にはフッ素が配合されています。フッ素入りの歯磨き剤を使うことで、毎日の歯磨き習慣の中で手軽にフッ素を取り入れることができます。 また、フッ素の効果を最大限に引き出すためには、歯磨き後のうがいを最小限に抑えることがポイントです。水で強くすすいでしまうと、せっかくのフッ素が流れてしまうため、軽く1回すすぐ程度にとどめると効果的です。 ②歯科医院でのフッ素塗布 歯科医院では、高濃度のフッ素を歯の表面に塗布することができます。市販の歯磨き剤に含まれるフッ素の濃度よりも高いため、歯質の強化に効果的です。特に、子どもの歯はまだ未成熟なため、定期的なフッ素塗布による虫歯予防が推奨されています。 また、大人の方でも歯の根元が露出して知覚過敏がある場合や、虫歯リスクが高い方には、フッ素塗布が有効です。 ③フッ素洗口液(フッ化物洗口) フッ素を水に溶かした「フッ素洗口液」を使用する方法もあります。 これは、学校や幼稚園などで集団的に行われることが多いですが、自宅で使用できるタイプも販売されています。フッ素洗口は、歯の表面全体にフッ素をいきわたらせることが可能です。 【フッ素の安全性について】 「フッ素は体に悪影響を与えないの?」と心配される方もいらっしゃるかもしれません。 確かに、フッ素は過剰に摂取すると体に害を及ぼすことがあります。しかし、通常の歯磨き剤やフッ素塗布では、健康に影響を与えるほどの量を摂取することはありません。 ただし、小さなお子さまが誤って大量のフッ素入り歯磨き剤を飲み込まないよう、保護者の方が注意することが大切です。特に、フッ素濃度の高いジェルや洗口液を使用する際は、適切な量を守るようにしましょう。 他にも気になることがあればお気軽にスタッフにご相談ください! スタッフ一同、皆様のご来院を心からお待ちしております。 < 冬の飲み会で歯が溶ける?〝酸蝕症〟のリスクと防御策口腔乾燥症 > ブログ記事一覧をみる