痛みは放置せずに早めに治しましょう
虫歯とは、歯にこびりついたプラーク(歯垢)に潜む虫歯菌が食べかすに含まれる糖分を分解して「酸」を出し、その「酸」が歯を溶かしていく病気です。
ごく初期の段階の「脱灰(だっかい):歯の表面のエナメル質の成分が溶け出す」程度の虫歯の場合は、痛みなどの自覚症状は現れず、「再石化(さいせっかいか):溶け出た成分がふたたび歯に戻ること」により治癒が期待できますが、ケアをせずに放っておくとどんどん進行してしまいます。
歯の表面では、歯の成分であるミネラルが溶け出す脱灰と、ミネラルが歯の中に戻って結晶化する再石灰化が常に繰り返されています。この脱灰→再石灰化のバランスがくずれて、ミネラルが溶け出す脱灰のほうが大きくなると、むし歯が進行していきます。
「冷たい物がしみる」「歯が痛い」などの症状に気づいたときには、虫歯はすでにかなり悪化しているものです。お口に違和感を覚えたらなるべく早く治療を受けましょう。こちらでは千葉市稲毛区小仲台「JR稲毛駅」東口より徒歩30秒の歯医者「千葉総合歯科稲毛 矯正歯科」が、虫歯についてお伝えします。
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虫歯の検査
虫歯のレベルを数値化して適切な治療を行います
虫歯の治療では虫歯部分を削り進行を止めます。歯の寿命を少しでも延ばすためには健康な部分はできるだけ残す必要があります。
その実現のため当院で採用しているのが「ダイアグノデント」です。ダイアグノデントとは虫歯診断装置で、歯の表面に当てた特殊な光の波長を読み取り、虫歯の進行度合いを数値化します。光を照射するだけなので検査時の痛みはありません。
肉眼やレントゲン検査でも見落としてしまいがちな初期の小さな虫歯や中が深くえぐられているような「しずく状」の虫歯を削る前に発見できるのです。
虫歯の治療が必要かどうかの診断や、必要以上削らない治療に役立ちます。
虫歯の治療
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C1
症状
歯の最表層のエナメル質にとどまる虫歯です。比較的浅い虫歯ですが、柔らかくなっていたり、穴が空き始めてくると治療が必要になります。
治療方法
·インレー治療
·コンポジットレジン(CR)治療 -
C2
症状
歯の表層から2番目の象牙質に達している状態です。まだ神経には到達していませんが、甘味、冷水(まれに温水)に対してしみる症状や痛みを伴います。
治療方法
·インレー治療
·コンポジットレジン(CR)治療虫歯の範囲や神経の炎症度合いによっては神経の除去をし、被せもの(クラウン)を被せる処置が必要な場合があります。
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C3
症状
虫歯が最深部の歯髄(神経)まで到達してしまっている状態です。歯髄がまだ生きている場合は強く炎症を起こしズキズキとした強い痛みが出る場合があります。神経が死んでしまい、細菌の感染がおこると歯根の先まで感染が広がっていきます。この時期は、噛むと痛みがあり、歯が浮いた感じや腫れを伴うことがあります。
治療方法
·抜髄治療(生きている神経を除去する処置)
·感染根管治療(感染を起こしてしまった根管の内容物の除去する処置) -
C4
症状
虫歯が骨や根元まで進行しています。歯の噛む部分はほとんど残っておらず根だけが残っている状態です。歯髄は死んでおり普段は無症状の場合がほとんどですが、骨の内部に感染がおこると激痛を伴うことがあります。
治療方法
·抜歯
·インプラント
·入れ歯
·ブリッジ
インレー治療
虫歯を部分的に削った後、型を取ることによって詰め物を製作し、削った部分の凹みに金属あるいはセラミックスの詰め物を装着する治療です。
インレー治療時の注意
インレー治療時は、一時的にしみる症状が出る場合があります。これは虫歯を削った際その分だけ神経が近くなり刺激を感じやすくなったりすることや、削った際の刺激により一時的に神経が過敏になること、インレーを装着する際のセメントの化学的刺激などによってもたらされます。特に金属のインレーは熱伝導性のため温度変化を神経に通しやすく、しみる症状が出やすいとされます。
歯には防御機構があり、徐々に神経と詰め物との間に第二象牙質と呼ばれる歯の組織が形成され、しみるような症状は落ち着いていきます。個人差はありますが、ほとんどの方は数週間程度で落ち着いてくることが多いです。
詰め物の種類
名称 | 保険インレー | ゴールド | e-max |
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素材 | 保険適応の金属 | 20K金合金 | ガラス系セラミックス |
色調再現性 | ★☆☆☆☆ | ★☆☆☆☆ | ★★★★★ |
耐変色性 | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
強度 | ★★☆☆☆ | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
生体親和性 | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
長所 | 保険適応内で出来る | 身体に優しい金属 プラークが付きづらい 適合性が良いので長持ちする |
天然の歯と近い色と透明感を再現できる 金属を使用しないため身体に優しい プラークが付きづらい |
短所 | 長期間の使用で腐食しやすい プラークが付く 適合性が悪く虫歯になりやすい |
金属のため目立ちやすい | 保険の適応外 |
※スライドさせると、表全体をご覧いただけます。
コンポジットレジン(CR)治療
コンポジットレジンとは、樹脂にセラミックの粒子を加えた審美性と強度を備えた修復材料です。
虫歯を必要十分なだけ削り、削ったところに接着剤を塗布しコンポジットレジンを詰め光を当て固めます。最後に詰めたところを削り形を整えかみ合わせの調整を行います。
特徴
利点
- 白く見た目が良い
- 歯の切削量が少ない
(インレー治療と比較して) - 型どりが必要ない
- 金属アレルギーなどの心配がない
欠点
- 経年劣化により変色や破折しやすくなる
- 二次虫歯のリスクが高い
- 咬合力に対する強度に欠ける
- 着色しやすい
- 比較的脱離しやすい
以上のような特徴があり、主に前歯の虫歯の治療で行われることが多いです。
臼歯部の噛む力のかかりやすい箇所や、虫歯の範囲の広い場合は耐久力の問題などから、コンポジットレジン治療が出来ないケースが多々あります。
また、コンポジットレジン治療を行った後も、材料の劣化による二次的な虫歯の予防と早期発見のために定期的なメンテナンスが必要になります。
歯ぐきの下まで進行した虫歯を抜歯せずに残す方法
歯根(歯の根)まで虫歯が進むと歯ぐきによって歯根が覆い隠されてしまい通常の治療では被せものをするための土台を立てることが出来ず、抜歯の診断をせざるを得ないケースがあります。
そのようなときに抜歯をすることなく治療するための方法があります。
➀クラウンレングスニング(歯冠長延長術)
1つはクラウンレングスニング(歯冠長延長術)と呼ばれる治療です。これは歯ぐきに切開を行い、歯根の上に覆いかぶさっている歯ぐきを下げ、歯槽骨を整形することによってその後の治療を可能にする外科的な治療になります。
➁エクストルージョン(歯根挺出術)
もう一つは、エクストルージョン(歯根挺出術)と呼ばれる治療です。これは歯ぐきに覆い隠されてしまった歯根を歯ぐきの上まで引っ張り上げ、その後の治療を可能にする部分的な矯正治療のひとつです。
いずれの方法も、適応となれば通常であれば抜歯をする歯を抜かずに治療することが可能な場合があります。実際には適応が限られるため、事前の精密な診断が必要になってきます。
歯の健康な部分が極端に少なく薄くなっている場合や、歯を支える骨が著しく失われている場合は適応とはならず抜歯となるケースが多いです。
薬で治す虫歯治療
3Mix治療法
3Mix治療法とは抗生物質で虫歯菌を除菌する治療法です。従来の虫歯治療では歯を大きく削らなければなりませんでしたが、3種類の薬剤を使用する3Mix治療法なら削り取る量を抑えられます。また今までは歯の神経を取り除かなければならなかったような症例でも3Mix治療法により神経を残せることがあります。虫歯の進行や状態により使用できない場合もありますが、使用した場合は歯を残すことにつながる優れた治療法です。
- 料金
- 30,000円
リスク 副作用
以下の抗生物質にアレルギーがある場合は施術できません。
メトロニダゾール、ミノサイクリン、シプロフロキサシン
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カリソルブ
虫歯になったところだけを溶かす薬を用いる治療です。薬液(次亜塩素酸ナトリウムとアミノ酸)を作用させやわらかくなった虫歯を専用の手用器具を用いて取り除きます。通常の切削器具を用いる虫歯治療と比較して、健全な歯の組織を保全することが可能です。
虫歯を取り除いたところは、レジンと呼ばれる白い樹脂を詰めて治すことが多いです。
麻酔のいらない「削らない虫歯治療」として紹介されることもありますが、虫歯の入り口が小さく中で広がっているような場合は、器具を届かせるために虫歯の入り口を切削器具を用いて削る場合があります。
切削器具を用いての処置が難しい小児や、麻酔の使用が難しい方に特に効果を発揮します。
ドックスベストセメント
虫歯菌に感染した部分を大きく削らずに治療することが可能です。ドックベストセメントをつめたあと、虫歯菌に感染していた部分は、無菌化され、再石灰化(再生)します。
ドックスベストセメントは、バイオフィルム(歯を溶かす虫歯菌の塊)の生成を防ぐミネラル成分により虫歯を治していきます。痛みを感じることもなく、通常の治療に比べて神経を残せる可能性が高い未来の治療方法といえます。
重度の虫歯を救う根管治療について
歯の内部の神経にまで進んでしまった重度の虫歯はそのまま放置すると抜歯を余儀なくされます。「根管治療」とは、神経や血管が入っている細い管(根管)から汚染された神経や血管、歯質を除去し、内部を洗浄・消毒してから薬剤を隙間なく詰め、その上に被せ物などをして歯を補う治療です。抜歯を避け、歯を残すための治療なのでとても精密さを要します。
治療の際、根管内に細菌を残してしまうと再発の可能性が高まってしまいますので、すっかり細菌を除去する必要があります。根管はとても細かく複雑な形状をしていますので、治療には正確さと根気が要求され、ある程度の治療期間も確保しなければなりません。難しい治療ですが、歯を残すことにつながる大切な治療です。
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根管治療が必要な場合
次のような症状がある場合は、虫歯が歯の神経までおよんでいる可能性があります。根管治療が必要かもしれませんので、できるだけ早く治療を始めましょう。
- 冷たい物がしみる
- 歯を噛み合わせると痛みがある
- 歯茎が腫れていて、押すと痛む
- 何もしなくてもズキズキと激しく痛む
以前に根管治療を行っていても、ふたたび根管治療が必要になることがあります。それは以前の治療時に細菌が残ってしまっていて再発していたり、歯根が割れてしまっていたり、歯の根の先に膿がたまる「根尖病巣(こんせんびょうそう)」ができてしまっている場合です。そのまま放置すると炎症が悪化し抜歯につながります。
根管治療の流れ
- Step01
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麻酔
明らかに歯の神経(歯髄)が死んでいる場合を除いて、出来るだけ痛みを少なく治療ができるように、部分麻酔を行います。
神経が炎症を起こしている場合は、麻酔が効きづらいことが多いため、消炎鎮痛剤を飲んでいただき、炎症が落ち着いてから処置に移ることもあります。
- Step02
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虫歯を切削器具を用い除去
感染源になっている、感染を起こしてしまった歯質を切削し取り除きます。この時は、健康な歯質は極力残すようにします。
- Step03
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器具を用い神経を除去
根管内部の感染を起こしてしまった神経や血管等をリーマーやファイルと呼ばれる細い針金状の器具を使用し、取り除いていきます。これによって感染物質を除去し、根管を拡大することによって薬液の洗浄効率を上げることが出来ます。
- Step04
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根管の長さを測定器を用い測定
治療においては、感染の取り残しがないように歯根の先まで器具を届かせる必要があります。歯根の先までの距離を測定するための器具を根管長測定器といいます。
頬粘膜と歯根の先の電圧の差の違いにより測定をするため、口角にフック状の器具をかけます。
- Step05
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根管内の清掃と消毒
根管内は複雑な形態をしているため、器具だけでは届かないところが出てきてしまい、完全な無菌化が難しくなります。そのため、根管の内部の殺菌消毒や歯の削りかすを溶かす目的で、薬液(EDTA、次亜塩素酸ナトリウムなど)を作用させます。
- Step06
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根管内に薬を入れ、仮蓋をした後数日おく
治療と治療の間にも、細菌が繁殖しないよう殺菌効果のある薬剤を根管内に入れ、細菌が侵入しないように仮蓋をしておきます。この時に用いるのは主に水酸化カルシウム製剤といい、強アルカリによる殺菌作用が期待でき、安全性の高い薬剤です。
- Step07
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(Step05~Step06を繰り返し)きれいになった根管をゴムに近い材料(ガッタパーチャ)で充填する
Step05~Step06の工程を繰り返し、きれいになった根管は新しく細菌が侵入しないように、ガッタパーチャと呼ばれるゴムに近い材料とシーラーと呼ばれる薬剤を緊密に充填することによって、物理的な封をします。
- Step08
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残った歯の部分を、土台(コア)を作り補強する
ほとんどの場合は切削によって歯の大部分を失っており、そのままでは機能させることが出来ません。被せものを被せて歯として機能させる必要があります。そのために、樹脂や金属を使用し失った部分をまず補強していきます。
- Step09
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土台(コア)の形を削って整え型どりをする
最終的な被せもの(クラウン)を作製するために、形を整え型どりをしていきます。
保険の被せものは、一般的にゴム状のアルジネート印象材と既成のトレーを用いて型どりをします。自費の被せものは、個々の歯並びに合わせた専用のトレーと、変形の起きにくいシリコーン印象材を用いて型どりをします。
- Step10
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被せもの(クラウン)を被せる
クラウンを被せ、かみ合わせに問題がないように調整をしてから、セメントを用いて装着をします。クラウンは素材によって、性質と保険の適応が分かれますので、事前に種類をご説明いたします。
土台(コア)の種類
被せものをするためには、根管治療が終わった歯に土台を被せ補強する必要があります。
保険で使われる土台は主に金属の土台(コア)ですが、金属は歯に対して硬すぎるため、強い力がかかり続けると、歯の内部に大きい力が加わり歯根が割れてしまうことがあります。
深いところで割れてしまった歯は抜歯をしなくてはなりません。
当医院では、歯根とほぼ同じ硬さと弾性を持ち、歯への負担が大幅に軽減できるファイバーコアと呼ばれる土台(コア)をお勧めしています。
ファイバーコアとは
ファイバーコアとは、根管内にファイバーポスト(グラスファイバーの繊維を樹脂で固めたもの)を立て、周りを白いグラスファイバー強化型プラスチックで固めたものです。
特徴
➀歯に似た硬さとしなやかさ
歯に余計な力をかけず、歯根破折のリスクを大幅に改善できます。
➁透明感がある
光の透過性のある白い材料のため、白い被せものをしたときに自然で美しい歯を再現できます。
③金属を使わない
口腔内で金属が溶け出す腐食が起こらないため、歯と歯ぐきの変色や金属アレルギーの心配がありません。
被せもの(クラウン)の種類
クラウンの取り扱い素材
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FMC
フルメタルクラウンの略で、いわゆる銀歯です。
主に奥歯(小臼歯、大臼歯)で使用される保険の被せもの(クラウン)がこちらです。
材質は、金銀パラジウム合金またはチタン合金でできており、一般的にアレルギーを起こしづらい金属で構成されていますが、長年の口腔内での使用により、腐食や金属イオンの溶出が起こり、体内に取り込まれることによって金属アレルギーが惹起されるリスクがあります。- 料金
- 保険適応
- 生体親和性
- ★★☆☆☆
- 見た目
- ★☆☆☆☆
- 強度
- ★★★☆☆
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メタルボンドクラウン
金属のフレームにセラミックを焼き付けた被せものです。
審美性の高いオールセラミックと強度の高い金属クラウンの長所を併せ持ったクラウンです。
とても歴史が長く昔から使われてきているため、信頼度が高いです。
金属のフレームのため強度が強く大臼歯やブリッジも適応になります。
しかし金属を使用するため、金属成分が唾液に溶けだし、歯茎に黒ずみ(メタルタトゥー) がでてしまったり、金属アレルギーの原因となる可能性があります。
一部金属が露出したり、金属色が透けてしまう場合があります。
また長期使用すると、セラミックが剥がれて金属が目立ってしまうこともあります。- メリット
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- 保険の被せものに比べて自分の歯に近い色を再現できる。
- 強度が強く、大臼歯やブリッジにも適応になる。
- 他の被せものと比べて価格が安い。
- 歴史の長い被せもので信頼度が高い。
- 入れ歯を引っ掛ける歯にも使用できる。
- デメリット
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- オールセラミックと比べて透明感がない。
- 金属アレルギーの原因となる可能性がある。
- 金属が一部露出してしまったり、透けてしまったりすることがある。
- 長期使用でセラミックが剥がれて金属が見える場合がある。
- 歯茎が黒ずんできてしまうことがある。(メタルタトゥー)
- 料金
- 100,000円 (税込110,000円)
- 生体親和性
- ★★★☆☆
- 見た目
- ★★★☆☆
- 強度
- ★★★★★
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e-maxクラウン
ガラス(二ケイ酸リチウムガラスセラミック)を主成分にしたオールセラミッククラウンです。全体がセラミックのクラウンです。歯の硬さと近い硬さを持ちます。 透明感があり歯に近い色調を再現でき、変色もほとんどありません。 金属を使わないので金属アレルギーの方も安心してご使用していただけます。 クラウンが原因で歯茎の黒ずみ(メタルタトゥー)ができることはありません。 また汚れが付着しにくいので、虫歯にもなりにくい素材になります。
- メリット
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- 透明感があり審美的に優れている。
- 生体親和性に優れている。
- 金属アレルギーの方でも適応となる。
- 歯茎の黒ずみ(メタルタトゥー)の心配がない。
- 虫歯になりにくい。
- デメリット
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- メタルボンドやジルコニアを使用したクラウンと比べて強度が劣るため、臼歯を含んだブリッジには使用できない。
- 歯ぎしりやくいしばりをする方では稀に割れてしまうことがある。
- 料金
- 110,000円 (税込121,000円)
- 生体親和性
- ★★★★★
- 見た目
- ★★★★☆
- 強度
- ★★★★☆
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フルジルコニアクラウン(パールクラウン)
ジルコニアというとても強度の強いセラミックスでできたオールセラミッククラウンです。
全体がセラミックのクラウンです。特徴はe-maxクラウンと似ています。
透明感があり歯に近い色調を再現でき、変色もほとんどありません。
金属を使わないので金属アレルギーの方も安心してご使用していただけます。
クラウンが原因で歯茎の黒ずみ(メタルタトゥー)ができることはありません。
また汚れが付着しにくいので、虫歯にもなりにくい素材になります。
e-maxクラウンと比較して強度が強いため大臼歯のブリッジにも適用となります。
しかし透明感が少ないため前歯の治療にはおすすめいたしません。- メリット
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- 強度がとても高いため、適応範囲が広い。
- 保険の被せものに比べて自分の歯に近い色を再現できる。
- 生体親和性に優れている。
- 金属アレルギーの方でも適応となる。
- 歯茎の黒ずみ(メタルタトゥー)の心配がない。
- 虫歯になりにくい。
- デメリット
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- 透明感が少ないため、他のセラミッククラウンと比べると審美的に劣る。
- 料金
- 120,000円 (税込132,000円)
- 生体親和性
- ★★★★★
- 見た目
- ★★★☆☆
- 強度
- ★★★★★
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ジルコニアボンドクラウン
強度の強いジルコニアと審美性の高いe-maxクラウンの特徴を合わせ持ったオールセラミッククラウンです。
ジルコニアのフレームにセラミックを焼き付けた被せものです。
ジルコニアのフレームのため強度が強く大臼歯やブリッジも適応になります。
透明感があり歯に近い色調を再現でき、変色もほとんどありません。
金属を使わないので金属アレルギーの方も安心してご使用していただけます。
クラウンが原因で歯茎の黒ずみ(メタルタトゥー)ができることはありません。
また汚れが付着しにくいので、虫歯にもなりにくい素材になります。
審美性はe-maxクラウンよりも良く、周りの歯が変色していても似たような色を再現することができます。- メリット
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- 強度がとても高いため、適応範囲が広い。
- 保険の被せものに比べて自分の歯に近い色を再現できる。
- 生体親和性に優れている。
- 金属アレルギーの方でも適応となる。
- 歯茎の黒ずみ(メタルタトゥー)の心配がない。
- 虫歯になりにくい。
- デメリット
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- 技工士の高い技術が必要なため、他のクラウンと比べると費用がかかる。
- 料金
- 150,000円 (税込165,000円)
- 生体親和性
- ★★★★★
- 見た目
- ★★★★★
- 強度
- ★★★★★
根管治療を成功させるための取り組み
ニッケルチタンロータリーファイル
ファイルとは根管治療に用いられる、根管内部の汚染物質の除去をするための細い針金状の器具の名称です。
従来のファイルの素材はステンレススチールですが、近年普及してきたニッケルチタンロータリーファイルはニッケルチタン合金を素材とし、超弾性と形状記憶性を有しています。
これによって、湾曲の強い根管も歯根の先までファイルを到達させることが可能です。また、エンジン駆動のため手用器具と比較して治療時間の短縮につながります。
歯科用CTでの精密な診査診断
より精密さを要求される根管治療を成功させるためには正確な診断が欠かせません。
そのために当院では歯科用CTを使用して口腔内の状態を立体的に把握し、根管の形状を確かめて治療計画を立てています。
歯科用CTは鮮やかな画像で細部にわたる情報が得られるうえ従来のレントゲン検査よりも被曝量が少ないので、人体にも環境にもやさしい機器です。
医科用CTと比べても被ばく量は1/10程度と低く、立ったままあるいは座ったまま短時間で撮影が可能です。
マイクロスコープによる拡大視野での治療
根管はとても細かく肉眼で正確に捉えることはなかなかできません。
そのため従来の根管治療は歯科医師の経験と勘が頼りでした。しかしマイクロスコープ(拡大鏡)を使用すれば、根管を「目視」しながら治療ができます。当院では、高画質かつ高倍率のマイクロスコープ「ネクストヴィジョン」を含む3台のマイクロスコープを備え、精密な治療を行っています。
MTAセメント
根管治療では、根管内を隙間なくふさがなければなりません。保険診療の根管治療ではガッタパーチャーというゴムのような素材を使用しますが、複雑な構造の根管の場合は扱いが難しく隙間を残してしまう可能性があります。隙間が残ると再治療の可能性が高まってしまうので注意が必要です。
精度の高い治療をご提供するため、当院では必要に応じて「MTAセメント」を使用しています。「MTAセメント」は優れた封鎖性があり根管内をしっかりふさぎます。そして除菌作用が長く持続し歯の組織を再生させる効果が期待できるのです。「MTAセメント」も精度の高い治療につながります。