早く治したい口内炎 2024.05.29 こんにちは。稲毛駅前 千葉総合歯科稲毛 歯科衛生士の加藤です。夏の気配を感じる陽気に半袖を着る機会が多くなりましたね。皆さんはいかがお過ごしでしょうか?私は食べることが好きなので、夏が近づくにつれ「素麺食べたいな〜」「スイカも食べたいな〜」「ゴーヤチャンプルもいいな〜」とわくわくします。食べることが何よりの楽しみだ!という方は多いと思うのですが、口内炎ができてしまい食事を楽しめなくなった経験はありませんか?口内炎の原因はいくつかありますが、生活習慣を見直せば予防できるものが多いです。具体的には次のような予防策があります。○バランスの良い食事を心がける。偏った食生活は口内粘膜や皮膚を健康に保つビタミンBが不足してしまいます。○疲労やストレスを溜めないよう心がける。○規則正しい生活をする。疲労やストレスを感じると免疫力が低下し口内炎になりやすくなります。○口腔内を清潔に保つ。お口の中の細菌が増殖し、不衛生な状態にならないよう毎日のブラッシングはもちろん、殺菌効果のあるマウスウォッシュを使用してのうがいも習慣にできると良いですね。○口呼吸をしないように気をつける。口呼吸をすると口腔内が乾燥し細菌が繁殖しやすくなります。唾液には細菌の繁殖を抑える効果があります。良く噛んで食事することも大切です。できてしまった口内炎を早く治したいなら、ビタミンB郡が含まれるものを積極的に摂ると効果的です。ビタミンB郡は全身の肌や粘膜を守る働きをしています。口腔粘膜の新陳代謝を正常化させることで口内炎の発生を予防したり、治したりする働きが期待できるのです。ビタミンB郡の中でも特にビタミンB2とビタミンB6が口内炎には効果的です。ビタミンB2はうなぎ、青魚、海藻、レバーなどに多く含まれています。ビタミンB6はビタミンB2同様レバーや他にもバナナ、マグロ、鶏のささみなどに多く含まれています。ビタミンB以外にもお口の健康と関わりの深いビタミンは沢山あります。例えば、ビタミンCです。美白効果などで知られるビタミンCですがお肌だけではなくお口の健康を保つためにも大切な栄養素です。ビタミンCには抗酸化作用や体に鉄分を吸収しやすくしたり、細胞をダメージから守る働きなどがあります。歯と関連が深いのはコラーゲンの合成作用です。ビタミンCはコラーゲンを合成するためにも必要とされる栄養素で傷の治癒にも役立ちます。歯肉は多くのコラーゲン繊維から構成されています。ビタミンCが不足すると歯肉の細胞を構成している毛細血管が弱まりコラーゲン繊維が破壊され歯肉の出血や炎症を引き起こします。歯周病になっている歯肉はコラーゲン繊維が破壊されている状態です。ビタミンCには壊れたコラーゲン繊維の再生を促す効果があり、歯周病の予防に高い効果を発揮してくれるのです。ビタミンCが多く含まれている食品は柑橘類やブロッコリー、アセロラなどがあります。ビタミンCは温度や湿度、光や紫外線などの影響を受けやすく不安定なビタミンです。1度に大量に摂取しても尿として体外へ排出しやすいので1日を通してこまめに摂取するのが良いでしょう。幅広い栄養を食事からバランスよく摂ることを心がけ、足りない部分は栄養補助食品やサプリを上手く活用しましょう。お口の健康を維持、向上し、毎日のお食事を楽しめるといいですね。なかなか治らない口内炎や痛みが酷いときは他の病気の可能性もありますので、ご相談ください。スタッフ一同皆様のご来院を心よりお待ちしております。 < 歯なし運動会唾液について > ブログ記事一覧をみる