魚の骨が喉に刺さったら

私は先日、成田山新勝寺に行って参りました。
本堂だけでなく、境内をくまなく歩き回り、へとへとです。
その分、綺麗なお花や木々、澄んだ空気、鯉や雀などに心が浄化されたと思います。
袴を着ているわんちゃんもたくさん居て、とんでもなく可愛かったです。

何より、美味しい鰻を食べられた事が、1番身体に良かったと思われます。
お昼頃に到着すると、お店は大行列で…
本店は6時間待ちだったので、離れにある臨時店舗の1時間待ちを選びました。
臨時店舗なので、白焼や日本酒はありませんでしたが、缶ビールでバッチリ頂きました。

食べながらしみじみとしていました。歯があって、しっかり噛める事が嬉しくて。肝臓をはじめ、全ての臓器までをも大切にしなきゃ…と考えさせられました。
私自身、食べる事が大好きだからこそ、歯の大切さを分かってもらいたい。患者さんにも、日頃の歯ブラシや定期検診を頑張ってもらいたいと、改めて強く思いましたね。


話が逸れましたが
実は、私は最近まで鰻が苦手でした。なぜかと言いますと、幼稚園か小学生くらいの幼い頃に、鰻を食べたら喉に鰻の骨が刺さったからです。
それまでも、私は魚の骨が喉に刺さりやすく、比較的頻繁に苦しんでいました。ですが毎回、色々試したり、朝起きると気にならなくなっている事が多かったのです。
それなのに鰻の骨だけは、朝起きても刺さっていて、涙が出る程痛く、何をしても取れず、結局、連れて行かれた歯医者さんで取ってもらいました。
骨を取ってもらう瞬間の光景は、今でもハッキリ覚えています。

痛くてぐったりしていて、涙で滲む視界の中、
先生が診察台のライトに照らされていてすごく眩しくて、神々しくて、本物の神様だと思いました。
取れた瞬間も、先生や助手さん、周りにいる人も皆で喜んでいて、笑っていて、皆が褒めてくれて…とても良い思い出です。

元々歯医者さん嫌いでは無かったのですが、それ以来、私は歯医者さんをさらに好きになりました。あの独特な匂いや、歯を削るタービンの響き渡る音は大人になった今でも好きです。
子供の頃は、虫歯治療で歯を削ってる最中も、クリーニング中でも何でも、毎回寝てたらしいです。
前世は歯なのかなとも考えた事がありました。


再び話が逸れてしまいましたが、本題です。
魚の骨が喉に刺さったら、ご飯を丸呑みしたり、お水を大量に飲んだり、色々対処法が浮かぶと思います。
それらは間違いでは無いのですが、窒息のリスクもあり、あまり好ましくありません。
実は、放置するのが第一選択です。私たちの身体は、異物を押し出し排除する機能がある為、時間が経つと取れるようになっているようです。
朝起きて気にならなくなるのは、寝ている間に身体がきちんと機能しているという事ですね！
ただ、食べた魚が大きい骨や太い骨の持ち主だったり、一晩経っても刺さっていたり、痛みが強かったり他の症状などが出ている場合は、放置せずに、近くの歯医者さんや耳鼻咽喉科を受診しましょう。
刺さっている場所によっては、他の医療機関に案内されるかもしれません。

食べる前に、骨を取り除く事が1番ですね。

スタッフ一同、皆様のご来院を心よりお待ちしております。