乳歯について 2023.12.27 こんにちは JR稲毛駅前 千葉総合歯科稲毛 歯科衛生士の吉野です。 来週はみんな大好きクリスマスですね。私はクリスマスに向けて街がキラキラしていくのが好きです。楽しいクリスマスの裏で実は歯が痛い、なんてことは避けたいところなので定期検診を受けましょう。 今回は子供の歯、乳歯についてです。 日本では乳歯が抜けたあと屋根の上へ放り投げる時は下の乳歯が抜けたら、縁の下に投げる時は上の乳歯が抜けたらといった風景が色々な家庭で見られます。これを行う理由としては、「放り投げた方向へ次に生えてくる永久歯がきちんと生えるように」という意味が込められているそうです。私も小さい頃、乳歯が抜けたら投げていました。歯を投げるのが楽しかった記憶があります。 海外では、様々な国で乳歯が抜けた時の習慣があります。イギリスの子供たちは「家に今夜はトゥースフェアリーがやってくる」と乳歯が抜けると嬉しそうにします。トゥースフェアリーの意味は、子供の乳歯が抜けた際に、枕の下に入れて寝るとその抜けた歯を持って帰り、乳歯と引き換えにコインと交換してくれる妖精のことを呼びます。子供たちにとっては乳歯が抜けると小さなご褒美が手に入るという嬉しい出来事になっているのです。各国の習慣は違っていても、乳歯を扱う大切なイベントで、そこに子供たちの色々な思い出を込めるというのは一緒のようですね。 現在のお住まいがアパートやマンションなどの場合は、一般的に言われている屋根の上に投げるという行為も出来ない方もいると思います。その場合、そのまま乳歯を捨ててしまう方が多いと思います。実は、乳歯を保存したいという方のために、抜けた乳歯を保存する「トゥースケース」と呼ばれるものがあります。素材は、プラスチックやフェルトなど色々な種類がありますが、特に防湿効果や抗菌作用にも優れた桐の箱は、日本の天気と相性が大変良いので推奨しています。最近では、デザイン性にこだわったトゥースケースが販売されていますので、もしかすると一度は目にしたことがあるかもしれません。また、「自分以外の人は、子供の乳歯が抜けた時どのように保管するのだろう?」と調べる方も、インターネットやスマートフォンの広がりによって多くなっている様です。例えば、「トゥースケース」を自作でオリジナリティのあるものを制作し、SNSへ写真を投稿している方も多いみたいです。将来お子さんが大きくなったときに一緒に乳歯を観察したら楽しそうです。そんな時には治療のあとも虫歯のない綺麗な乳歯がいいですよね!そのために、フッ素を塗ってむし歯の予防をしていきましょう。 スタッフ一同皆様のご来院を心よりお待ちしております。 < 魚の骨が喉に刺さったら酸蝕症について > ブログ記事一覧をみる