こんにちは。JR稲毛駅前 千葉総合歯科稲毛矯正歯科 歯科医師の阿部です。
早いもので1月も終わりが近づいてきました。私は新年に立てた目標に早くも挫折しそうですが皆さんいかがお過ごしでしょうか?
さて今回は子供の矯正法の一つである「インビザラインファースト」についてお話しします。
まずインビザラインとはマウスピース型カスタムメイド矯正装置のひとつで、1997年にアメリカに本社のあるアラインテクノロジーで開発されました。
日本では2005年から正式に発売・導入されました。ワイヤーを使わないという画期的な方法で、世界中の注目を集めました。発売当初はドクターの中でも賛否両論ありましたが、研究や改良を重ねていき、現在では全世界でインビザラインでの矯正治療を受けた方がすでに900万人を突破しており(2020年10月時点)、今もどんどん増え続けています。
インビザラインは元々、成人を対象にした矯正治療装置でした。しかし、2018年にアメリカやヨーロッパで小児にもインビザラインを活用する「インビザラインファースト」という治療がスタートし、日本でも2019年3月から治療が開始されています。
小児期に行う矯正治療は顎の骨の成長をコントロールすることができるため、この時期にしか行えない治療ができるという特徴があります。今までも顎の成長をコントロールすることができる装置はいくつかありましたが(拡大床やプレオルソなど)、「インビザラインファースト」では「顎の大きさを広げる」と「1つ1つの歯を動かして、歯をきれいに並べる」を同時に行うことができます。
インビザラインファーストの対象年齢ですが6歳臼歯と呼ばれる奥歯の永久歯が生えていて、前歯にも永久歯がある「混合歯列(こんごうしれつ)」の状態の歯並びが適応となります。年齢だと6〜11歳くらいの歯並びのお子様が対象となります。
(小児期において実際の年齢と歯の交換状態(歯齢)については個人差が大きく、1年程度前後する場合があります。)
治療期間に関しては最大で18ヶ月です。
インビザラインファーストの治療のメリットは歯列矯正により成長過程にある患者様の笑顔を改善、2期治療(大人の矯正)がより短期間で簡単に、噛み合わせの問題が悪化することを予防、指しゃぶりや舌突出癖などの習慣の改善サポート、治療中でも患者様が好きなものを食べることが可能、普段通りの歯磨きが可能、スポーツや楽器演奏も普段通り可能などがあります。
まだまだお伝えしたいことがたくさんありますが、長くなりそうなので今回はここまでにします。気になることはお気軽にスタッフまでお聞きください。
千葉総合歯科稲毛では虫歯や歯周病だけでなく総合的に患者様の健康に携わっていきたいと思っています。
何か心配なことがあれば、お気軽にスタッフにお尋ねください。
スタッフ一同、ご来院お待ちしております。