みなさん、こんにちは。
JR稲毛駅前 千葉総合歯科稲毛 助手の横山です。
1月に入り、ますます寒さが厳しくなってまいりました。
インフルエンザやコロナも心配ですが、皆様お元気でいらっしゃいますか。
さて今回は、【知覚過敏】についてお話ししたいと思います。
この季節は、暖房の効いたお部屋で、アイスを食べるとより美味しく感じますよね。
また歯ブラシのあとに、口をゆすぐ際、ズキッとした歯の痛みを感じた経験はありませんか?
「冷たいもので歯がしみる…」患者さまからよく聞く声です。
ある報告によると、日本の人口の約8%〜57%が象牙質過敏症に悩まされていると報告されています。
最近では、テレビでも【知覚過敏】に関するCMや、ドラッグストアの商品のパッケージ等でも多く目にしませんか?
単にしみる痛みと言っても、その原因はさまざまです。
痛みには、一次痛(鋭い痛み・一過性鋭利痛)と二次痛(鈍い痛み•持続性鈍痛)の2種類に分けることができます。
今回取り上げる象牙質知覚過敏症は一次痛に該当します。
象牙質痛は露出した象牙質に「冷たい」「甘い」「酸っぱい」などの刺激が加わった時だけ発生します。なので、刺激がなくなると、痛みも消退します。
明確に痛い歯を指し示すことが難しく、「上の奥歯全体がしみる」などという表現になりやすいです。
しみる原因には、さまざまな要素が考えられます。
◯歯医者で治療した詰め物が取れてしまった。
◯噛み合わせの強さ、くいしばり(クレンチング)や歯ぎしり(ブラキシズム)などの外傷性咬合。
◯歯周病治療により、歯周ポケットの改善からみられる歯肉退縮。
上記以外に、見直すべきが歯磨きの仕方です。
歯を過剰に磨き過ぎてしまう【オーバーブラッシング】
私たちが毎日行う歯磨きは、象牙質知覚過敏症と切っても切り離せません。
歯ブラシの当て方•動かし方や時間、ブラッシング圧、選ぶべき歯ブラシ、歯磨剤の種類など。
単に“歯磨き”と言っても、これだけのポイントが含まれています。
みなさん、普段の歯ブラシの持ち方を思い出してみてください。
グー持ちになっていませんか?
正しくは鉛筆持ちです!
しっかり磨くことはとても大切ですが、その方法が間違ってしまっている場合、歯肉退縮に繋がり、しみる症状を引き起こしてしまう可能性があります。
当院では、歯磨き指導も行っています。
実際に患者さんが普段使用している歯ブラシを持って来て頂き、改めて磨き方を見直すことをお勧めしています。
また「しみる」症状の治療法も様々です。
削らずに、お薬を塗布するとこで改善する方もいます!
お口の中で気になる点があれば、ぜひお気軽にお声掛けください!
スタッフ一同お待ちしております。