「tooth wear」について

2022.11.16

こんにちは。JR稲毛駅前 千葉総合歯科稲毛矯正歯科 歯科医師の梅田です。私は今年の4月から千葉総合歯科稲毛矯正歯科で働かせていただいております。
今までは出身大学(日本大学松戸歯学部)の大学病院、東京・埼玉の歯科医院で10年勤務してきました。
千葉総合歯科稲毛矯正歯科では一年目ですが、今までの経験をいかして患者様のお役に立てるよう頑張っていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
 
さて、今回は「tooth wear」というものについてお話ししていきたいと思います。
 
「tooth wear」というのはう蝕(虫歯)以外が原因の歯の喪失のことを言います。
主に、NCCL・咬耗・erosive tooth wearといったようなものに分類されます。
 
①   NCCL(Non Caries Cervical Lesion):非う蝕性歯頚部脂質欠損
歯頚部付近(歯ぐきの際)に限局した歯の喪失のことをいいます。
摩耗(かみ合わせの歯や歯ブラシに擦られて起こる歯の喪失)や、酸蝕(細菌の産生する酸以外の酸による歯の喪失)が原因になります。
 
②   咬耗
かみ合わせる歯と接触する部位に起こる歯の喪失のことをいいます
摩耗によって起こります。
 
③   erosive tooth wear
酸蝕と摩耗によって起こる歯の喪失のことをいいます。
NCCLと似ていますが、こちらは歯頚部に限局しておらず、酸蝕による原因が強く、歯全体に起こります。
 
最近ではう蝕(虫歯)だけではなく、このようなこともお口の中に起きているということが注目されてきています。

 

tooth wearの中でも特にNCCLについての原因を述べていきたいと思います。

 

歯茎の際の部分の歯が削れてしまっている状態のことを、NCCLといいます。
 
主な原因としてあげられるのは、「摩耗」によることであるとされています。
 
これは歯磨剤(歯磨き粉)に含まれる研磨剤が強く影響しています。
 
ブラッシングの方法と、研磨剤の影響によって、NCCLになってしまうことが確認されています。
 
このような場合歯が日々、少しずつ削れてしまっているのですが、症状がないために自覚症状のない方が多くいらっしゃいます。
 
しみる等の症状が出てくる頃には、かなり歯が削れてきてしまっていることが予想されます。あまり削れていない場合でも知覚過敏の症状が強い方は、初期段階でしみる症状が強く出る方もいます。
 
定期的にお口の中の健診をすることで、NCCLの早期発見に繋がり、早い段階での対処が可能になりますので、症状がなくても定期的なチェックは欠かせないことです。
しみる症状が気になる方や、気になることがありましたらなんでも質問してください。

 

スタッフ一同、ご来院をお待ちしております。

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