口腔ケアで免疫力アップ! 2021.09.15 こんにちは。JR 稲毛駅前 千葉総合歯科稲毛 矯正歯科・予防ケアクリニック 歯科衛生士の廣瀬です。気づけば9月になり早2週間。9月は過ごしやすい日が増える反面、夏の疲れが出たり、季節の変わり目で体調を崩しやすい時期でもあります。免疫力を高めて体調を崩さないように心がけていきたいですね。そこで今日は免疫力を高めるためのお話をしたいと思います。免疫とは、体の外から侵入しようとするウィルスを撃退し、体を守る働きです。免疫細胞は加齢と共に減少してしまうため、高齢者は若い人に比べると免疫力が低下し病原体に感染しやすくなります。免疫力を高めるためには、食事が重要になっていきます。・肉や魚、卵や大豆など良質なタンパク質を十分に取りましょう・小松菜やニラに含まれる、ビタミンA、ビタミンC、アーモンドやごまに含まれるビタミンEは免疫力を高めます・牡蠣やホタテなどに多い亜鉛、カツオやイワシなどに豊富なセレンも免疫力を高めるために欠かせませんよく噛んで食べ、栄養をしっかりととりましょう。唾液には細菌やウィルスの侵入や増殖を防ぐ殺菌効果もあります。よく噛むことで唾液もたくさん出るようになります。他にもよく噛むことで身体にいいことがたくさんあります。簡単にお伝えすると、・胃腸の働きを促進する・むし歯、歯周病、口臭を予防する・肥満を防止する・脳の働きを活発にする・全身の体力の向上・味覚が発達する・発音がはっきりする・がんを予防するなどです。良く噛んで唾液をたくさん出す意識をしながら食事がとれたらとても良いですね。人の免疫は、害を与える微生物に対して働きかけます。病気を軽症でおさえてくれたり、発症せずに未然に防いでくれたりします。病気の発症は微生物の悪さをする力と免疫力のバランスが崩れた時に生じるのです。このバランスを崩さないためにも口腔ケアが大事になります。お口の中には細菌がたくさんいます。常在細菌といって、体を守る働きをする細菌もいますが、悪さをする細菌もいます。この悪さをする細菌を減らすことが重要です。細菌の塊であるプラークは、歯磨きをしないと落とすことができません。またプラーク以外にもお口の中に細菌がついている場所は舌につく汚れ、舌苔です。歯磨きの際に舌も忘れずに磨くようにしましょう。また、歯ぐきが腫れたり出血が起こったり、歯ぐきが下がったり、歯を支える骨が減ったりすることを歯周病とよんでいます。歯周病は感染症です。ここでも免疫力は強く関係し、免疫力が強ければ炎症が軽症、かつ短期間で収まりますが、免疫力が弱いと炎症がずっと続き、歯ぐきに大きなダメージを与えます。歯周病を放置し重症化してしまうと、歯周病原細菌はさまざな酵素を持ち、それを口腔内に撒き散らし、ウィルス感染を進めてしまうこともわかっています。歯磨きなどの口腔ケアは、インフルエンザへの感染リスクを下げることがわかっています。新型コロナウィルスに対しても口腔ケアが大切ということを示すのにはもう少し時間が必要と思われますが、どちらにせよ免疫力を高め、口腔ケアをしっかりと行っておきましょう。何かと不便の多い日々ですが、この状況が1日も早く解消され、平穏な日々が戻りますように。鈴木歯科医院でも感染対策を徹底し、スタッフ一同皆様のご来院を心よりお待ちしております。 < オーラルフレイル歯周病になりやすい人、なりにくい人 > ブログ記事一覧をみる