こんにちは。 JR 稲毛駅前 千葉総合歯科稲毛 矯正歯科・予防ケアクリニック 歯科衛生士の吉川です。
段々と寒くなってきましたね。
皆さん風邪を引かないように気をつけてくださいね!
今日は歯周外科治療(フラップ手術)についてお話ししていきます。
歯周外科治療(フラップ手術)とは、進行した歯周病に対する治療方法の一つで、歯茎を切開し、
深い歯周ポケットに残存しているプラークや歯石などを直接目で確認して除去する外科的処置のことです。
歯周病が進行することで歯周ポケットが深くなり、
基本的な歯周病治療(プラークコントロール、スケーリング・ルートプレーニング)では深い歯周ポケット内部まできれいにすることが難しくなります。
プラークや歯石を残してしまった場合、歯周病の改善を妨げたり、
病状をさらに進行させてしまう要因になることがあるので、できる限りプラークや歯石を取り除く必要があります。
歯周ポケット深くまで歯石が沈着し、器具が届かず、取りきれない場合や、
取りきれても歯茎の炎症が残り、深い歯周ポケットが改善されない場合に、フラップ手術が有効になります。
フラップ手術流れ
①治療する部分に麻酔をします。
② 歯肉を切開し、切開した部分の歯肉を部分的に剥離します。
③ 感染している歯周ポケット周囲の組織を取り除きます。
④ 歯根表面に付着している歯石を除去し、歯根表面を滑沢にします。
⑤ 炎症により破壊された歯槽骨の形態を整えます
⑥ 剥離した歯肉を元にもどし、切開した歯肉部分を縫合します。
・メリット
歯茎を開いて目視下で歯石やプラークを取り除くことができ、骨や根っこの状態も肉眼で確認することも出来ます。
・デメリット
手術後は激しい運動や飲酒、喫煙はできません。
歯肉を糸で縫うので1週間後抜糸が必要です。
溶けてしまった骨などを元に戻すことはできないので、治療後歯ぐきが下がり、知覚過敏がおきる場合があります。
また、患者さんの全身疾患や、歯周病の進行度によっては、歯周外科の処置を行うことができない場合もあります。
ですので、しっかりとした検査や基本的な歯周治療がとても大事になってきます。
歯周病は痛みがほとんどでないので、歯周病が進行していると自分で気づくのは困難です。
そこで重要になってくるのが歯科医院での定期検診になります。
定期検診を受ければ、歯周病の進行を早期発見できるため、歯を失うリスクを下げることができます。
千葉総合歯科稲毛 矯正歯科・予防ケアクリニックでも定期検診や基本的な歯周病治療、歯周外科治療(フラップ手術)も取り扱っておりますのでお気軽にご相談ください。
スタッフ一同皆様のご来院を心よりお待ちしております。