歯肉退縮について

2021.11.22

こんにちは JR 稲毛駅前 千葉総合歯科稲毛 矯正歯科・予防ケアクリニックの歯科医師の吉沼です。

コロナのワクチン接種率も上昇し感染者数も少し落ち着きを取り戻し、束の間の平穏が戻りつつある状況ですが皆様いかがお過ごしでしょうか。減少したからとはいえ引き続き基本的な感染予防対策を徹底していきたいと考えております。

今回は歯茎が下がってしまう病気である歯肉退縮について説明していきたと思います。よく患者様の中に「歯茎が下がってきてしまったのよね。これって年齢のせいよね?」というご質問をされる方がいらっしゃいますが実は必ずしも年齢のせいでないことをご存じでしょうか。

そもそもこの歯肉退縮というのは元の位置から歯の根元の方まで下がることを言います。原因は歯周病による炎症が起きて歯茎の中にある骨が溶けることによって生じるものや過度の歯ブラシによる圧力や歯並びによるものなどが挙げられます。

大体の方が歯周病による炎症によるものや歯ブラシの圧が強すぎてしまって歯茎が下がってしまうのが多いと思います。

歯茎が下がるとその中の骨も一緒にさがってきてしまい、歯は骨に支えれられているのでその歯自体がぐらぐらしてきたりします。歯茎が下がってもなかなかご自身の自覚症状として現れることは少ないので進行してから気づく方がほとんどです。

 歯自体の神経が残っていれば歯茎が後退してくることにより冷たい水などでしみる症状が出てしまいます。それは歯の表面の白いところは硬いエナメル質という組織で歯茎が下がってしまったところは歯の根っこであり柔らかい象牙質という組織でこの部位は神経に刺激を伝達してしまう箇所になりますのでしみてきたりします。また、神経がなくても虫歯のリスクが上がってしまうというところも見過ごせない点です。

一度さがってしまった歯茎は元には戻すことはできません。歯茎を移植する方法もありますが外科的に別の場所の歯茎を切って下がった部位に移植を行うという方法もありますが体に対する負担は大きい治療にはなります。

なので症状が現在出ていなくても自身の歯ブラシの圧力が強いのかそういったところを気づいていただけるだけでも悪い方向に進んでいくのを防いでいけるのかなと思います。歯ブラシのやり方が間違っていますと病気を繰り返してしまうのです。

ぜひ一度受診していただいてご自身の状態を把握された方がよろしいかと思います。スタッフ一同、心よりご来院をお待ちしております。

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