JR稲毛駅前 千葉総合歯科稲毛 矯正歯科・予防ケアクリニック 歯科医師 北野です。
皆様いかがおすごしでしょうか。
コロナ禍でマスク生活のうちに歯列矯正を行い、歯並びを治したいと考えている患者さんが多くいらっしゃいます。歯列矯正には昔ながらのワイヤー矯正と最新の技術を活用したマウスピース矯正と大きく分けて2種類存在します。
この2つの矯正については過去のブログでも紹介しているのでご覧ください。
今日は間違えてほしくないセラミック矯正について解説いたします。
結論からお話しますと、セラミック矯正は歯列矯正ではなく歯の寿命を縮めてしまう可能性が高いので、全顎的なセラミック矯正はおすすめしておりません。
その理由を説明していきます。
歯は白く見えている部分だけでなく、歯茎の中に長い根が存在しています。
歯列矯正とは歯の根から歯列(歯の並び)を改善する治療方法を指します。
一方セラミック矯正は歯の根の位置は変えずに歯の見えている部分を被せもので改善する方法となります。
これが健康な歯であれば大量に削ることにより、歯の栄養補給を行う神経を取ることなり歯の寿命を縮めてしまいます。気になる歯が少数であったり、気になっている歯が虫歯でどのみち神経を取らなければいけない人にとってはダメージは少ないと思いますが、健康は歯をお持ちの方に全顎的なセラミックはおすすめできません。また多くの場合被せものをすべてつなげて被せものを作っていますので、1本にトラブルが起こるとすべての被せものを壊して除去する必要があります。セラミックは硬いのでその衝撃で歯が割れて抜歯になる場合も存在します。
確かにセラミック矯正は一般的な歯列矯正と比べて治療期間は短いので、すぐに効果を実感できるため喜ぶ患者さんが多いのも事実です。しかし、数年後、十数年後に抜歯をしなくてはいけないほどのトラブルが起きてしまう患者さんも少なくありません。ご自身の歯を長く使っていただきたいと考えているためセラミック治療はおすすでしておりません。
当院では歯のマウスピース矯正をおすすめいたしております。マウスピース矯正はなるべく抜歯や削る量を減らして行うことができ、痛みも少ない治療方法です。当院ではインビザライン、クリアコレクトの2種類のマウスピース矯正を取り扱っております。
口腔内スキャナーという最新の技術を使ってその日のうちに簡単なシュミレーションを行うこともできます。歯並びによっては通常のワイヤー矯正よりも安く、治療期間も短くできる場合もあります。難しい歯並びはワイヤー矯正でないと治療ができない場合もありますので、歯並びが気になる方はどのような矯正方法がよいか1度ご相談ください。
スタッフ一同ご来院を心よりお待ちしております。