舌清掃について 2022.04.27 こんにちは。千葉総合歯科稲毛 矯正歯科・予防ケアクリニック 歯科衛生士の田中です。新学期も始まり慌ただしい日々が続くと思います。夜ご飯を食べたあとそのまま寝落ちしてしまったり、普段の歯磨きが疎かになると虫歯や歯周病のリスクも上がってしまいます。痛みなどの症状が出る前に、2、3ヶ月に一度は歯科医院で検診とクリーニングをおすすめします。さて、本日は舌清掃についてお話します。舌に着いている白い汚れは舌苔(ぜったい)と呼ばれるもので、舌の表面に付着した上皮からはがれた垢のことをいいます。歯に付着するプラークと発生方法は似ているので、細菌が潜んでいることもあります。舌苔を放置した場合、味覚異常や舌の炎症、また口臭の影響となることもあります。舌苔の原因には、食事の際、あまり咀嚼をしない・あまり舌を動かさないことが挙げられます。柔らかいものばかりを食べていたり、普段ご飯を食べる際にあまりものを噛まないで食事をしていると、唾液分泌量の低下、口呼吸による口腔乾燥、緊張性のストレスが原因となったり、全身疾患(糖尿病、シェーグレン症候群、十二指腸潰瘍)の副症状として生じたりするといわれています。歯磨きしてもなんだかお口の中がベタつく、自分の呼気のにおいがなんだか気になる…そんな症状がある方は是非一度、舌清掃をしてみることをおすすめします!やり方は簡単です。普段使っていただいている歯ブラシで舌の根っこ(喉の方)から先端に優しくなぞってあげるか、専用の舌ブラシを使っていただくと効果的です。舌苔は1度で落ちるものでは無いので、優しくこすることを何回も繰り返してください。舌の白い汚れがある程度落ちてきたら終了の目安です。毎日続けることで薄くなっていくので、時間をきめてやってみることをおすすめします。私のおすすめはLIONから出ている 「nonio」シリーズです。舌ブラシはブラシとラバーカップが着いており、効率よく舌苔を除去できます。また、同じnonioから「舌磨き用ジェル」というものも発売されており、これを使って舌清掃をすると芸能人のような真っ赤な舌にすることができます。ご自身での正しいセルフケアと定期的な歯科医院でのメンテナンスを行うことで、いつまでもご自身の歯で楽しくお食事をすることができます。鈴木歯科医院のブログでは様々な情報を毎週水曜にお届けしていますので、是非ほかの記事もご覧になってください。口臭以外でもお口の中のお悩みは人それぞれです。少し気になる部分が実は虫歯だったり、歯周病が進行しているケースは多くあります。特に症状が出ていない方でも一度検診に行かれてはいかがでしょうか?スタッフ一同皆様のご来院を心よりお待ちしております。 < 歯周病と全身疾患の関係について酸蝕症について > ブログ記事一覧をみる