食いしばり歯ぎしり

2022.05.13

JR稲毛駅前 千葉総合歯科稲毛 矯正歯科・予防ケアクリニック 歯科医師の北野です。

 

今日は食いしばりと歯ぎしりの話をしていきます。

食いしばり歯ぎしりの自覚がある方は少ないと思います。

朝起きたとき顎が痛かったり、肩が凝っていたりしませんか?

その原因は食いしばり歯ぎしりかもしれません。

食いしばり歯ぎしりには自分の体重よりも強い力がかかると言われています。

想像してみてください約1cm四方の歯に体重よりも強い力がかかるとどうなるのか。私の患者さんでも食いしばり歯ぎしりによって歯が割れてしまう方が多くいらっしゃいます。歯が割れたときは歯を抜かなくてはいけなくなることもあります。

日本人の歯を失う原因の第3位は歯の破折なので、食いしばり歯ぎしりが原因で破折を起こし抜歯に至る方は全国的に多いのだと予測できます。

歯の破折で歯を失わないために食いしばり歯ぎしりの力が歯にかからないようにする必要があります。

食いしばり歯ぎしりを止めるのが一番効果的ですが、多くの場合食いしばり歯ぎしりは夜寝ている間にしていますので、実際止めるのは困難です。

ではどうするか、食いしばり歯ぎしりは止められなくても歯にかかる力を軽減させることはできます。

その方法は2つあります。

1つはマウスピースです。ナイトガードと呼ばれるマウスピースを作ります。それがクッションの役割をしてくれて歯にかかる力を軽減してくれます。

2回の来院でつくることができます。1回目は型取りしていきます。2回目にマウスピースが出来上がってくるので噛み合わせを調整していきます。

保険も適応になり安く始められるので取り組みやすい方法です。

ただし、ナイトガードには厚みがあるので違和感があります。慣れてしまえば問題はありませんが、なかには気持ち悪くて使えない方もいらっしゃいます。

2つ目はボツリヌス療法です。ボツリヌス療法とは、食いしばり歯ぎしりに関係する咬筋と言われる筋肉に注射をして筋肉の力を弱める方法です。筋肉の力が弱くなるため歯にかかる力も軽減されます。ナイトガードのような違和感はありませんので、ナイトガードが合わなかった方におすすめです。噛む力が弱くなるため、タコやイカ・硬いお煎餅などは食べるのが難しくなりますが、普段の食事に支障はありません。食いしばり歯ぎしりによる顎の痛みや頭痛はすごく楽になります。

注意点としては妊婦さんやこれから妊娠を考えている方はできませんのでご了承ください。

歯を失う原因の虫歯歯周病は多くの方にご理解いただけるようになっていますが、歯の破折に関してはご存知でない方がおおくいらっしゃいます。

ご自身の歯を長く使っていただくために、食いしばり歯ぎしりの対処法を紹介いたしました。

気になっている方はお気軽に歯科医師またはスタッフまでお声がけください。

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