みなさんこんにちは千葉総合歯科稲毛歯科助手の野崎です!
今日は離乳食の進め方の目安についてお話ししたいと思います。
生後5〜6ヶ月程度してくると離乳食が始まってきます。ただ月齢のみ基準とするのではなく行動も基準となります。
①首が座っている、②食べ物に興味を持っている、③哺乳反射が少なくなってくるなどが挙げられます。
離乳食は4つの期に分けられます。
・初期(生後5〜6ヶ月)
・中期(生後7〜8ヶ月)
・後期(生後9〜11ヶ月)
・完了期(生後12〜1歳6ヶ月)
この4つの期が終わると幼児前半(1歳6ヶ月〜3歳頃)になり徐々に大人と同じような食事が摂れるようになってきます。
ここからは離乳食の期の特徴についてお話しします。
①初期(生後5〜6ヶ月)になると下の歯が生えてくるので食べ物を取り込みごっくんと飲み込めるようになってきます。適している形態としてはヨーグルト程度のなめらかにすりつぶした物です。あげる際の注意点は浅いスプーンを使う、口の奥まで入れすぎない事。
②中期(生後7〜8ヶ月)になると上の前歯が生え始め舌と上顎で押し潰して食べることができるようになります。適している形態としては豆腐程度の舌で潰せる固さです。
③後期(生後9ー11ヶ月)になると上下前歯が生え揃い、前歯で食べ物をかじり取る事や奥の歯茎で潰して食べることができるようになってきます。適している形態はバナナ程度の固さで手づかみ食べなどができるようになるのでスティック状に切った茹で野菜などです。
④完了期(12ヶ月〜1歳6ヶ月)になると奥歯が生え始め、奥歯で食べ物を噛み潰したりすることができるようになります。適している形態は肉団子程度で歯茎で潰せる固さです。手づかみ食べなどをたくさんさせて自分に合った1口の量を知ってもらう練習が必要になってきます。食具を持つ仕草がみられたら持たせてあげる事が大切です。
まだ繊維質の多いごぼうや肉に関しては注意してあげる事が必要です。
幼児前半(1歳6ヶ月〜3歳)では乳歯が20本生えそろってくるため噛む事に慣れてくる時期にあたります。まだ大人と同じ大きさの形状は食べることが難しいためハサミなどを使用して少しカットしてあげるなど工夫をすることが大切です。
発達の速さには個人差があるため月齢を目安に焦って進めるのではなくその子にあったスピードで徐々に形状を変えて離乳食を進めていきましょう!
もし何かお子様の食事で悩んだり歯のことで悩んだ際には遠慮なくご相談下さい!
スタッフ一同皆様のご来院を心よりお待ちしております。