みなさん、こんにちは。
JR稲毛駅前 千葉総合歯科稲毛 助手の佐々木です。
先日、初島旅行に行ってきました!
初島は熱海港から船で約30分沖合に浮かぶリゾートアイランドと呼ばれる島です。海がきれいでリゾート気分も味わえて美味しい海鮮や名物のレモンもあって、とてもリフレッシュできました。
初島のレモンは爽やかな香りと酸味が特徴で、お料理やドリンクにもたっぷり使われていました。旅行中にたくさんレモンを味わったのですが、ふと『酸っぱい食べ物って歯にどうなんだろう?』と考えたので、今日は“レモンと歯の健康”について少しお話ししたいと思います。
爽やかな酸味と豊富なビタミンCで人気のあるレモン。美容や健康のために毎日のように取り入れている方も多いのではないでしょうか?
レモンは強い酸性食品のひとつです。pHでいうと2前後と、胃酸に近い強さを持っています。歯の表面を覆っている「エナメル質」は人間の体で最も硬い組織ですが、酸には弱く、pH5.5以下の環境になると少しずつ溶けはじめます。これを「脱灰(だっかい)」といいます。
レモンそのものをかじったり、レモン水を頻繁に飲んだりしていると、口の中が酸性に傾き、エナメル質が柔らかくなってしまいます。すると歯ブラシの摩擦でも簡単に削れ、知覚過敏や虫歯のリスクが高まってしまうのです。
「甘くないのに虫歯になるの?」と思う方も多いと思います。虫歯は「酸を作る細菌によって歯が溶ける病気」ですが、レモンのように食品そのものが酸性の場合もエナメル質を弱めます。つまり、糖が入っていなくても「酸」そのものが歯にダメージを与えるのです。
さらに、酸によって表面が弱った歯はプラーク(細菌のかたまり)が付着しやすくなります。そこに糖分を含む食事が加わると、一気に虫歯のリスクが上がってしまうのです。
レモンの栄養は魅力的ですし、食生活から完全に排除する必要はありません。大切なのは「食べ方」と「アフターケア」です。
1. 飲み物にする場合はストローを使う
歯に直接酸が触れるのを減らすことができます。
2. 食後すぐに歯を磨かない
酸で柔らかくなったエナメル質を守るため、30分ほど時間をあけてからブラッシングをしましょう。
3. 水やお茶で口をすすぐ
酸を洗い流し、口の中を中和させる効果があります。
4. フッ素入りの歯磨き粉を使う
フッ素は溶けたエナメル質を修復し、再石灰化を促します。
5. ダラダラ食べを避ける
レモン水を少しずつ一日中飲むのは、口の中をずっと酸性に保ってしまいます。飲むときは時間を決めて一気に飲むのがおすすめです。
レモンは美容や健康に良い食材ですが、強い酸性のため、摂り方によっては歯にダメージを与えてしまいます。虫歯や知覚過敏を防ぐには、「酸の影響を最小限にする工夫」と「正しいオーラルケア」が欠かせません。
当院では、食生活と歯の健康についてのご相談も承っています。お困りのことがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。スタッフ一同お待ちしております。