酸蝕症について 2024.12.05 こんにちは。稲毛駅前 千葉総合歯科稲毛 歯科衛生士の加藤です。街はクリスマス一色!あちらこちらからクリスマスソングが聴こえてくる季節となりましたね。皆さんはいかがお過ごしでしょうか?今日は酸蝕症についてお話していきたいと思います。皆さん「酸蝕症(さんしょくしょう)」という言葉を聞いたことがありますか?むし歯、歯周病に次ぐ第三の歯科疾患と言われており、日本人の4人に1人は酸蝕症であるとも言われています。酸蝕症は歯の表面のエナメル質という組織が、酸によって徐々に溶けだしてしまう疾患です。エナメル質は人体で最も硬い組織と言われていますが、酸性度の高い飲食物に長く触れていると簡単に溶けてしまうのです。エナメル質が溶けだすと、その下にある象牙質という組織がむき出しの状態になり、むし歯のような痛みや、しみる症状、歯の表面が白濁したり黄ばんだりしてきます。酸蝕症の原因は酸性の飲食物を口にするなど外因性のものと、逆流性食道炎などで繰り返し嘔吐し、逆流した胃酸による内因性のものとに分かれます。外因性の酸食症の原因となる代表的なものを紹介します。コーラやサイダーなどの炭酸飲料、レモンやグレープフルーツなど柑橘系のジュース、スポーツ飲料、お酢系のドリンク、ワイン、ビタミンCなどを含むビタミン剤やサプリメント、栄養ドリンク、ワインなどが挙げられます。体に良いと言われているものでも、多量な摂取やだらだらと食べていると逆効果になります。酸蝕症を防ぐ為には…*酸性のものを飲食したあとは口をゆすぐ口を水でゆすぐことによって口腔内が中性に戻りやすくなります。*だらだら食べたり飲んだりしないだらだらと間食をしていると、唾液が酸を中和できず、酸性の状態が続きます。*寝る前は酸性のものは控える就寝中は唾液の分泌が減り、口腔内が中性に戻りにくくなります。*よく噛んで食べる唾液には酸を中和する作用があります。よく噛むことで唾液の分泌を促します。*歯科医院で定期的にフッ素を塗布するフッ素には歯を溶けにくい強い歯にする効果があります。2~3ヶ月に1度程度、定期検診の際にフッ素塗布すると効果的です。酸蝕症はご自身で判断するのは難しい疾患です。少しでも違和感を感じたら、歯科医院での相談をオススメします。すっぱいもの好きな皆さん是非1度検診へ!最後まで読んで頂きありがとうございます。スタッフ一同皆様のご来院を心よりお待ちしております。 < 訪問診療についてマウスピース矯正資料どりについて > ブログ記事一覧をみる