ナイトガードについて 2023.05.31 こんにちは。JR稲毛駅前 千葉総合歯科稲毛 歯科衛生士の中山です。5月になりまだまだ朝晩は寒い日が続いていますが、暑い夏が来るまで寒暖差で体調を崩されないように気をつけて下さい。引き続き手洗いうがいを徹底していきましょう。さて、本日はナイトガードについてお話しします。ナイトガードとは、歯ぎりしり食いしばりから歯を守るマウスピースです。患者さんの上の歯の型を取らせて頂き製作します。寝ている間や集中していたり無意識のうちに歯ぎしり食いしばりをしている事が実は多いんです。下の歯の裏側などにポコっと発育した骨がこぶのように骨隆起として出てきたりもします。食いしばりなどの刺激が原因でどんどん大きくなったり数が増えたりするので対策が必要です。1日のうちで歯が触れている時間は合計しておよそ20分程ですから歯ぎしりや食いしばりだけではなく接触しているだけでも負担がかかってきます。歯と歯の間がちょうど触れないくらいが顎の正常な位置です、大きな負担で顎関節症、歯周病の進行、知覚過敏、詰め物・被せ物の破損や歯の破折が起きやすくなります。・顎関節症…顎の関節に負担がかかり朝起きた時などに口が開きにくくなったり顎周りが疲れたり痛くて口を開けるのが辛くなったりといった症状が出ます。・歯周病の進行…歯の周りの組織が弱っている場合は、歯が揺さぶられ歯の移動や抜けてしまったりする事があります。健康な歯でも歯に負担がかかることによって歯槽骨が吸収されてしまい歯周ポケットが深くなってきたりします。・知覚過敏…自分で自分の歯を削ってる状態なので特に無意識に寝ている間の噛む強さは自分の体重程度の力がかかっている事になります。歯が擦れていくと硬いエナメル質も削れていきます。エナメル質が削れていくと内部にある象牙質や神経が露出してしみてきます。・破折・被せ物が壊れる…強い力がかかると歯の詰め物が割れたりかけてしまったりします。神経の治療をした歯は根が破折しやすくなります。マウスピースをつけているのが慣れない方は、顎の力を緩和させるために咬筋へのボトックス注射も有効です。美容整形では小顔効果などで注目されていますが、注射を行い筋を弛緩させて歯ぎしりや食いしばりを防止することができます。永久的にボトックスは効果が続かないので定期的な注射をおすすめします。集中していたりストレスからも歯ぎしり食いしばりは起こりやすいです無意識に起こる歯ぎしり・食いしばりをを治すことは難しいと思うので自分に合った方法で歯を守りましょう♪千葉総合歯科稲毛では、さまざまな歯のケア商品も取り揃えております。スタッフ一同皆様のご来院を心よりお待ちしております。 < 歯列不正についてフッ化物配合歯磨剤について > ブログ記事一覧をみる