こんにちは。JR稲毛駅前 千葉総合歯科稲毛矯正歯科 歯科医師の梅田です。
今年もあっという間に5月になりましたね。
暖かい日も増えてきて春がやってきた感じがします。
毎年夏は猛暑になりますが、今年の夏も猛暑になりそうですね。
今回は歯の生え変わりの時に特によくある疑問・質問について書いていきたいと思います。
上の前歯が生えてくる時に、歯の隙間が大きく開いてしまっていることや、八の字になってしまっていることがあります。
このことを「正中離開」といいます。
この時期に心配されて、大丈夫でしょうかと質問をいただくことがよくあります。
実はこの現象は、よく見られることで、珍しいことではありません。
「みにくいアヒルの子の時期(ugly duckling stage)」と呼ばれています。
顎の大きさと歯の大きさのバランスが合っていれば、隣の歯が生えてくることで隙間がなくなり、唇の力や舌の力でねじれも治ってきます。
童話の「みにくいアヒルの子」では、アヒルの子が成長して湖面に映る自分の姿を見て、美しい白鳥であることを知るのです。
歯並びが悪いと心配になりますが、成長と共に良い歯並びになるということに例えられているみたいですね。
ただ、成長と共に正中離開が治らないこともあるので要注意ではあります。
過剰歯(余分な歯)が真ん中に埋まっている場合や、上唇小帯(上唇と歯ぐきをつなぐすじ)の異常がある場合、正中離開が自然に治らない場合があります。
また、乳歯がまだ抜けていない状態で永久歯が萌出してきてしまったといった相談もよくあるように思います。
乳歯が残ったまま永久歯が萌出してきた場合、状態によっては早めに乳歯を抜歯したほうがいいこともあります。
抜けずに残ったままの乳歯は永久歯の歯並びに影響を及ぼす危険性もありますし、プラークや食べ物が挟まってしまうなど衛生的な問題がでてしまうこともあります。
歯並びに影響する場合は、歯列の内側か外側から永久歯が萌出してきてしまい、噛み合わせに影響が出てしまうこともありますので、できるだけ早めに相談していただいたほうが良いかと思います。
乳歯の抜ける時期や、永久歯の萌出時期には個人差がありますので周りの友達に比べて早かったり遅かったりすることがありますが、わからない場合はいつでもご相談ください。
経過観察で良いのか、処置が必要なのか、わからない場合はいつでもご来院ください。
また、何もなくても定期的に健診をすることをおすすめしております。
スタッフ一同ご来院お待ちしております。