歯並びが悪くなる習慣

2022.12.21

JR稲毛駅前 千葉総合歯科稲毛・矯正歯科 歯科医師の北野です。

 

12月になり忙しい年末の時期に差し掛かりました。12月とは思えない暖かい日が続いていますが、新型コロナウイルス第8派が来ていますので皆様どうぞ体調にはお気をつけください。

 

矯正歯科に興味を持たれる患者さんが増えている昨今でありますので、今日は歯並びが悪くなる習慣についてお話いたします。

1番大きな影響が出るのが成長期の子どもですが、大人でも歯並びは変化していくため注意が必要です。

 

①虫歯

虫歯によって大きな穴が空いたものをそのままにしていたり、抜歯しなければならなくなった場合、歯並びに悪影響を与えます。

永久歯が生えてくるよりも前に虫歯で歯が溶けてしまっていたり、抜歯してしまったりすれば、隣の歯が移動して永久歯が生えるスペースがなくなります。

そうすると永久歯は頬側から生えてきたりして歯並びが悪くなります。

これは大人でも同じです。

歯が1本なくなると隣の歯が倒れて移動して歯並びやかみ合わせが悪くなりますので、虫歯の放置はやめましょう。

 

②口呼吸

通常鼻呼吸をしている場合、唇は閉じていて、舌は上前歯の裏側の上顎に接触しています。このポジションが歯や骨に適度に圧力が加わり顎の成長や歯の位置を正常に保つために必要なものになります。口呼吸をすることにより、唇は開き、舌は上顎から離れるため、前歯が唇側に倒れるいわゆる出っ歯になったり、上顎に圧力加わらなくなるので上顎が発達しにくくなることにより、歯並びが悪くなります。出っ歯は下の歯と噛まなくなり、隙間があく「開咬」と言われる状態で奥歯に噛む力が集中するため将来的に奥歯に亀裂が入ったり割れたりする原因となります。

 

 

③舌癖

舌が正常の位置にないと歯並びは悪くなります。

また舌を噛む癖(咬舌癖)や飲み込むときに舌を前に出して飲み込む癖(舌突出嚥下)などがあるとより歯並びは悪くなります。

 

④指しゃぶり

指しゃぶりはお母さんのお腹の中にいるときからしていて、おっぱいを吸うための練習です。しかし3歳を超えても指しゃぶりが続いている場合は注意が必要です。歯や顎の成長の妨げになり、開咬や出っ歯の原因になります。

 

⑤頬杖

頬杖による顎の関節や骨に強い圧力がかかるため歯並びや噛み合わせに影響がでます。見た目にも顔の左右のバランスが崩れる可能性もあります。

 

⑥爪を噛む

爪を噛む癖のある子どもはよく見かけます。開咬や出っ歯、すきっ歯の原因になります。

 

⑦親知らず

親知らずは生えてくるスペースが足りないと、横向きに生えてきて手前の歯を圧迫して歯並びに影響を与える可能性があります。

正常に生えていない場合は抜歯をおすすめします。

 

⑧抜けない乳歯

乳歯が抜けないと、永久歯が乳歯を避けて生えてくることがあります。そのまま乳歯が抜けないままだと永久歯がほっぺた側や舌側に生えてきてしまって、歯並びが悪くなります。抜けない永久歯がある場合は抜歯をおすすめします。

 

歯並びは唇や頬、舌などの口腔周囲筋の力によって正常の位置に歯を動かしていきます。(バクシネーターメカニズム)

口呼吸によって唇の力が弱かったり、舌の異常な動きによって歯を押し出したりすることで歯並びというのは悪くなっていくのです。

成長期のお子さんであれば上記のような癖や口腔周囲筋をトレーニングしてあげることで歯並びを正常に保つことができます。

マウスピース型の矯正装置を使いながら口腔周囲筋をトレーニングする方法などもありますので気になる方はお気軽にお声がけください。

 

スタッフ一同ご来院を心よりお待ちしております。

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