麻酔について 2022.10.19 こんにちは。稲毛駅前 千葉総合歯科稲毛 歯科衛生士の吉野です。朝晩の寒さが厳しくなってきましたね。風邪をひかないように体調管理をしっかり行いましょう。今回は歯科麻酔についてお話しします。皆さんは先生から「麻酔しますね」と言われたことがありませんか?むし歯の治療などでよく使います。麻酔といっても1つではなく色々な種類があります。これらをそれぞれ用途で使い分けています。①表面麻酔②浸潤麻酔③伝達麻酔④笑気麻酔①表面麻酔表面麻酔とは名前の通り表面(歯茎あたり)に麻酔をして感覚を鈍らせます。針では打たないので塗り薬のように使います。単体で使うことはあまりなく、この後に打つ浸潤麻酔のチクッとする痛みを緩和します。②浸潤麻酔浸潤麻酔は先ほどの表面麻酔で表面を鈍らせた所に針をつかって表面より深いところに麻酔を打っていきます。ここで麻酔が注入される際の痛みを緩和するために行っていることがいくつかあります。(1)麻酔液を体温くらいの暖かさに温める。冷たいものより痛みを感じにくくなります。(2)ゆっくり注入する。速度を落とすことでこれもまた痛みの緩和につながります。(3)細い針を使います。当院では30G(ゲージ)という比較的細い針を使用しています。太い針よりちくっという痛みが軽減されるのはイメージできますよね。麻酔をうつとドキドキと心拍数が上がってきます。あとは患者さん自身が深呼吸してリラックス状態にいることも大切です。③伝達麻酔伝達麻酔は浸潤麻酔より、もっと深いところの太い神経に麻酔を効かせる時に使います。通常の虫歯の治療では使いませんが親知らずを抜くときには使うことがあります。④ 笑気麻酔笑気ガスを鼻から吸入します。亜酸化窒素と酸素で構成されている安全なガスです。5分程度でリラックス状態になり、頭が少しボーッとするのでその間に治療をします。治療が終わり吸入をやめれば元に戻ります。また、別に静脈内沈静法という点滴を使ったものもあります。主にインプラントの手術時に使用し半分眠った状態でうけるものですが意識はうっすらあるので受け答えはできる程度のものなので手術に恐怖心がある方などにおすすめしています。痛みを感じさせない麻酔というわけではないので手術費用などを抑えたいといった方や必要ないという方はやらないことがあります。ほとんどの方が「目が覚めたら終わっていた」と感じる方が多いようです。大分心身への負担が軽減されるようですね。このようにして治療する患者さんの苦痛を少しでも取り除ければと色々な工夫をしておりますのでスタッフ一同皆様のご来院を心よりお待ちしております。 < お菓子と歯の関係性について気圧と歯の痛み > ブログ記事一覧をみる