歯の構造について

2022.08.31

こんにちは。JR稲毛駅前【千葉総合歯科稲毛 矯正歯科・予防ケアクリニック】歯科助手の鑓田です。

皆さんは自分の歯について、どこまで知っていますか?

実は歯というものは、見た目よりもずっといろいろなものでつくられています。

 

今日はそんな『歯の構造について』お話したいと思います。

 

歯は、硬組織と呼ばれる硬い組織と、

歯周組織と呼ばれる歯の周りにある歯を支える組織、

歯髄と呼ばれる歯の神経によってつくられています。

 

硬組織にはエナメル質・象牙質・セメント質と呼ばれるものがあります。

 

⑴エナメル質

お口の中で見えている歯の頭の部分を歯冠と言います。

その歯冠部分の表面に被っているのが、エナメル質です。

エナメル質は、人間の身体組織の中で最も硬い組織と言われています。

水晶と同じくらいの硬さとも言われていますが、酸に溶けやすいという弱点があります。

 

⑵セメント質

お口の中で見えていない歯の根っこの部分を歯根と言います。

その歯根部分の表面に被っている組織が、セメント質です。

歯根膜と呼ばれる組織によって、歯槽骨と呼ばれる骨と結合しています。

人間の骨と同じくらいの硬さと言われています。

 

⑶象牙質

エナメル質とセメント質の内側にある組織で、

歯冠部分から歯根部分までの歯を形つくっています。

エナメル質よりも柔らかく、エナメル質と同じように酸に溶けやすいという弱点があります。

象牙質には、象牙細管という細い管が通っていて、その中は組織液で満たされています。

 

また、硬組織の中には一般的に歯の神経と呼ばれる歯髄という組織があります。

神経繊維の他に、血管やリンパ管などが通っており、象牙質に栄養を補給しています。

 

歯周組織には、歯根膜・歯槽骨・歯肉があります。

 

⑴歯根膜

セメント質と歯槽骨の間を結び付けている繊維性の結合組織を主体とした組織です。

噛む時に歯に加わる力を吸収、緩和して、直接歯槽骨に伝わるのを和らげる

クッションのような働きをしています。

 

⑵歯槽骨

歯を支えている顎の骨のことです。

この歯槽骨が歯周病などが原因で溶けてしまうと、

歯がグラグラと揺れてくるようになります。

 

⑶歯肉

一般的に歯茎と呼ばれる部分で、

歯槽骨に被っている軟らかい組織です。

歯周病を含む様々な病気の症状が表れる組織でもあります。

 

このように歯はいろいろなものでできています。

 

むし歯は、口の中にいる細菌が、ものを食べた時にそれを分解し酸をつくることによって、

歯の硬組織を破壊してしまうことでできます。

 

歯周病は、細菌の感染によって歯肉が炎症を起こしたり、

歯槽骨が溶けてしまったりする病気です。

 

同じ歯を失ってしまう原因でも、影響を及ぼしている部分には違いがあります。

 

自分の歯の構造を知ることで、皆さんが少しでも歯に対して興味をもってくれたら嬉しいです。

 

もし、今お口の中でお困りのことや気になることがあれば、お気軽にお越しください。

 

スタッフ一同、皆様のご来院を心よりお待ちしております。

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