三叉神経痛について

2022.06.29

こんにちは。稲毛駅前 千葉総合歯科稲毛 矯正歯科・予防ケアクリニック医師の道脇です。

 

三叉神経痛についてお話させていただきます。

 

三叉神経痛とは、三叉神経が存在する顔面に生じる痛みのことです。

 

三叉神経とは顔面の感覚を脳に伝える神経で、前頭部や目、鼻などの感覚を支配する眼神経(第1枝)、上顎や頬、上唇などの感覚を支配する上顎神経(第2枝)、下顎や下唇、舌、咀嚼筋などの感覚を支配する下顎神経(第3枝)の3つに分かれています。

 

三叉神経痛は3つに分類することができます。

①     神経の圧迫により起こる典型的三叉神経痛

②     原因となる病気に伴って起こる症候性三叉神経痛

③     MRI検査などで原因の分からない特発性三叉神経痛

 

典型的三叉神経痛の原因として、未解明の部分が多いですが主に頭蓋骨にある血管が三叉神経を圧迫していることで発症するといわれています。圧迫された神経が異常な働きをすることで痛みが出るとされていてこの圧迫を解除することで三叉神経痛は消失します。

症候性三叉神経痛は、明らかな病変が存在しそれによって三叉神経が圧迫されることが原因とされています。

 

典型的三叉神経痛は鋭く電気が走るような電撃痛が数秒から数十秒起こり、その後完全に消失することが特徴です。痛みがよく現れる場所としては上顎、下顎、頬、上唇、下唇、舌であり、会話、摂食、化粧、髭剃り、歯磨き、洗口で誘発されることが多いです。

症候性三叉神経痛でも電撃痛は生じますがその他にも、常時持続する疼痛や感覚の低下、異常感覚を伴うことが多い。

 

三叉神経痛に特有な検査所見はありません。しかし、三叉神経痛の特徴である症状(電撃痛があるか、痛みが続くのは数秒なのか、日常生活に関連して痛みが出るのか)を評価することが大切になります。

またその原因となる疾患を見逃さないための検査が必要となり、綿棒などで顔面皮膚、口腔粘膜面を触診し左右同部位の三叉神経支配領域の感覚を比較しすることで感覚の低下や異常感覚があるかの存在を知る感覚検査や、三叉神経部に血管が接触しているかの有無を確認するために頭部MRIといった画像診断が検討されます。また、血液検査では三叉神経痛症状を起こす可能性のある自己免疫疾患や炎症性疾患にかかっていないか確認をします。

三叉神経痛の治療としては、2段階方式で行います。まず第一段階として体への負担が少ない薬物療法から始めます。多くの患者は薬物療法で効果がありますが、疼痛がうまくコントロールできない場合には、手術療法や神経ブロック療法、ガンマナイフが挙げられます。

 

 

三叉神経痛に関して気になる点などありましたら、歯科医師・歯科衛生士にお気軽にご相談下さい。

 

皆様のご来院をスタッフ一同心よりお待ちしております。

 

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