予防歯科について 2024.05.08 こんにちは。JR稲毛駅前 千葉総合歯科稲毛の歯科衛生士の平野です。今回は予防歯科についてお話ししたいと思います。まず初めに予防歯科とはむし歯にかかってからの『治療』ではなくかかる前の『予防』を大切にしようという考え方です。歯とお口の健康を積極的に守るために歯科医院に来ていただき定期的に検診やクリーニング「プロフェッショナルケア」を受けること、歯科医や歯科衛生士の指導のもと自分自身で行う「セルフケア」の両方で健康な歯を守っていくことです。予防の基本となるのは歯磨きですが毎日磨いていてもむし歯になってしまった経験はありませんか?どんなに時間をかけて丁寧に磨いたとしても歯磨きだけでは全ての汚れを取り切ることは難しいです。当院では患者さんのお口の環境に合わせてメンテナンスの期間を決めています。むし歯や歯周病のリスクが高い方、汚れがつきやすい方のメンテナンス間隔は短め、お口の環境が良い状態の方は2ヶ月くらいで来ていただいています。2ヶ月だと間隔が早く感じるかもしれませんがやはり半年程経つとお口の中に歯周病の原因である歯石が溜まってきてしまったりむし歯ができてしまったりするのでこの間隔で来ていただいています。当院のメンテナンスの内容は①歯周病のチェック②歯石の除去③歯の表面の清掃④歯と歯の間の清掃⑤虫歯のチェック⑥正しいブラッシングの指導になります。また1年に1度レントゲン写真の撮影を行い目に見えない内部でのむし歯や歯を支えてくれている骨の状態、根の先に膿がないかなど色々なことをチェックしています。それとお口全体がわかるお写真も撮らせてもらいお口の変化をみています。そして次に大切なのがセルフケアです。歯科医院にきているからといってお家でのセルフケアをサボってはいけません。まず初めに歯垢をできる限り残さず落とすことが大切です。①歯の噛む面②歯と歯の間③歯と歯茎の間この3箇所は汚れが残りやすいので特に意識して磨きましょう。また歯並びの悪いところや歯の生え替わりのところは歯ブラシの当て方を工夫して磨きましょう。そして歯と歯の間は歯ブラシでは磨ききれないのでフロスや歯間ブラシを使いましょう。そして次にできることはお口の中に『フッ素』を残すことです。みなさんは歯磨きの後何度もぶくぶくうがいをしていませんか?それだとせっかく取り入れたフッ素が全部流れてしまいます。歯磨き粉を選ぶ時はお口の環境に合わせて選ぶことも大切ですがなるべくフッ素濃度の高いものを選びましょう。そして歯磨きの後のすすぎは1回程度で少量の水で行うのがおすすめの使用方法です。ただ気持ち悪くてうがいしたい方、むし歯のリスクが高い方はダブルブラッシングがおすすめです。1度綺麗に磨いた後よくうがいをしてフッ素入りジェルを全体に塗り、うがいしないで寝たりフッ素入り洗口剤を使うことでフッ素を停滞させることができます。特に寝ている間は、菌が増えやすいので就寝前はしっかりセルフケアをしましょう。ずっと健康なお口を保つためには「プロフェッショナルケア」と「セルフケア」がとても大切です。定期的に歯科医院を受診し自分に合ったお口の中のケアをしましょう。痛い時のみに行くのではなく積極的に自分のお口を守っていきましょう。歯科医院が怖い方苦手な方多いと思いますが当院は患者さん1人1人に寄り添ってできる限り不安のないよう検診しますので何かあれば気軽にお声かけください。スタッフ一同皆様のご来院を心よりお待ちしております。 < 妊婦検診について医院理念 > ブログ記事一覧をみる