こんにちは。JR稲毛駅前 千葉総合歯科稲毛矯正歯科 歯科医師の阿部です。
新学期も始まり少しバタバタした生活が続いていますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
またコロナも終息してきており、以前までのような生活がやっと送れるようになってきました。
私は先日スタッフ(衛生士と歯科助手)と一緒にセミナーに参加してきました。
最近はウェビナーが多かったので、有名な講師の先生に直接教わることができ、直接質問できる環境が戻ってきたことがとても嬉しかったです。なんだか芸能人にあったような感じでした。
さて前置きが長くなりましたが、今回はそのセミナーで学んできたことを紹介します。
講師の斎藤秀也先生(インビザライン日本NO,1の実績でインビザラインレッドダイヤモンドプロバイダー)からマウスピース矯正の治療をより早く終わらせる「スピード矯正」、その中でも光加速装置について学んできたのでお話しします。
スピード矯正とは、通常より短期間で矯正治療を終わらせることができる治療法のことです。
スピード矯正の歴史は意外と古く、100年以上前からコルチコトミーという方法がおこなわれていました。コルチコトミーとは歯を支えている骨(歯槽骨)に切れ目を入れて骨のリモデリング(骨の代謝)を活性化し歯を早く動かすという方法です。しかしこの方法は外科処置が伴い痛みや腫れが強く出てしまいます。
今回私たちが学んできた「スピード矯正」の方法は、このような手術を伴わず、簡単に行える「光加速装置(PBMオルソ)」という物を使う方法です。
これにより通常1週間に1枚のペースで交換していたマウスピースを症例にもよりますが最短3日交換にすることができます。治療期間をほぼ半分にすることができます。また矯正時の痛みの軽減にも役立つと言われています。
この光加速装置PBMオルソは、近赤外線の光照射により、細胞内のミトコンドリアの代謝を促進し、細胞のエネルギーの増加、骨を作る細胞の活性化をします。それと同時に血中の痛み成分生成や炎症を抑制し痛みを軽減します。この作用のことをPBM(Photo Bio Modulationフォトバイオモジュレーション)と言います。
このPBMを利用した治療にはペインクリニックにおける痛みの緩和、コラーゲン生成を利用したシワ取りなど美容医療、増毛などのアンチエイジング治療、外傷や骨折の治癒促進、
神経再生、がん治療、我々歯科の分野ではインプラント治療にも応用され、その安全性と治療効果についてはすでに数多くの論文が発表されています。
使い方ですが、実に簡単で矯正用のマウスピースをはめた状態で、光加速装置PBMオルソをお口に入れてもらい、上顎4分、下顎4分光をあてるだけです。
何か気になることがあれば、お気軽にスタッフにお尋ねください。
スタッフ一同、ご来院お待ちしております。