学齢期のお子さまのお口の健康について

2021.07.31

こんにちは JR 稲毛駅前 千葉総合歯科稲毛 矯正歯科・予防ケアクリニック 歯科衛生士の川部です。

夏本番といった気温が続く日々ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

鈴木歯科医院には現在、大人だけではなく多くのお子さまが定期検診やフッ素塗布、虫歯の治療、予防塡塞(シーラント)などで来院されています。

学校が夏休みに入り、大切なお子さまと過ごす時間が増えたご家庭も多いと思われます。 そこで今日は、学齢期(6歳〜15歳)のお子さまのお口の健康についてお話していきます。

まず、学齢期は

①永久歯の形成

②乳歯の脱落

③永久歯の萌出

などお口の中でさまざまな成長発育が同時に起き、複雑な変化をする時期です。 萌出したばかりの歯はまだ未成熟で虫歯に対する抵抗力が低い状態にあり、また、乳歯から永久歯への生え変わりによって、歯と歯の間に隙間ができたり段差ができたりするため、磨き残しが生じやすく虫歯が多発しやすくなり、注意が必要となります。

一般的に、6歳頃には第一大臼歯(6歳臼歯)や下の中切歯と呼ばれる永久歯が生え始めます。 特に第一大臼歯は、乳歯との生え変わりは無く歯列の一番後ろに加えて萌出してくる歯のため、保護者の方も気づきにくい存在です。 実際に鈴木歯科医院でも第一大臼歯の萌出に合わせて予防塡塞(シーラント)という、歯の溝を薬剤で一層埋めて虫歯になりにくくする処置も行っています。

永久歯は第三大臼歯(親知らず)を除いて12歳〜13歳に生えそろうとされています。 ここまでお話したように学齢期はお口の中の発育のための大切な変化が多く起こる時期ですので、虫歯を防ぐために小学校卒業までは保護者の方による仕上げ磨きを行っていただくことが理想的です。

それから、学齢期からは虫歯だけでなく、大人の病気と思われがちな歯周病についても注意が必要となります。磨き残しによって進行するのは虫歯だけではありません。磨き残しを餌に繁殖した歯周病菌によって、歯茎が赤く腫れた状態を歯肉炎と呼びますが、部分的にも歯肉炎を確認できる場合は少なくありませんので、一度お子さまと一緒にお口の中を観察してみましょう。少しでも異変や疑問に思うことがありましたら、お近くの歯科医院を受診することをおすすめします。

続いて、食生活についてです。 学齢期は、お友達との交流が増えるなかで間食を購入するなど、好きなときに好きなものを好きなだけ食べられるようになり、このような行動に魅力を感じる時期でもあります。 通常お口の中は唾液の作用によって中性に保たれていますが、食事の量や間食の回数が多くなると、その分お口の中は虫歯になりやすい酸性の状態に傾いたままになります。 間食の量や回数、食べたら歯を磨くことなど、お子さまと一緒に話し合い、習慣づけていくことが大切です。 またよく噛んで食べる習慣づくりも大切です。摂食機能・発音機能の発達だけではなく、全身と心の健康にも繋がっているため、1口30回を目標に意識してみましょう。

夏休みに入った今、お家にいる時間が増えたことで間食の回数の増加、朝食の欠食や睡眠不足、運動不足など生活リズムが崩れてしまうことで、お口の健康も危惧されます。

このブログを見てくださった保護者の方が、いま一度お子さまのお口の健康について考えてくださるキッカケになったら幸いです。 虫歯も歯周病も、早期発見・早期治療・何より予防が重要です。 些細なことでも構いません。聞いてみたいことやご不安なことがございましたら、ぜひ鈴木歯科医院にご相談にいらしてください。スタッフ一同、笑顔でお待ちしております。

千葉総合歯科稲毛 矯正歯科

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