Floss or Die

2022.01.24

こんにちは。JR 稲毛駅前 千葉総合歯科稲毛 矯正歯科・予防ケアクリニック 歯科医師の阿部です。

早いものでもう1月も下旬になりました。皆さんいかがお過ごしでしょうか。

 

今日は正月休みに読んだ本の内容を紹介しながら、歯周病や予防(メインテナンス)についてお話ししたいと思います。

 

本の題名は「歯周病治療の真実、FLOSS OR DIE」という川村 泰雄先生という歯科医師が書いた本です。

 

休み中、噛み合わせの勉強をしていたら川村先生を知り、色々調べていたところこの本の強烈な「FLOSS OR DIE」というタイトルに出会い衝動買いしてしまいました。

 

そもそもこの“FLOSS OR DIE”という言葉は、直訳すると「フロスか死か」という物騒な言葉ですが、これは2006年にアメリカ歯周病学会が出したアメリカの歯周病予防キャン

ペーンのキャッチコピーだそうです。

「デンタルフロスをしないと死を招く」なんて大げさだとお思いの方もいらっしゃると思いますが、歯周病と全身疾患は関連があることが分かっています。

 

歯周病が悪化すると、動脈硬化により心筋梗塞や脳血管障害、糖尿病、誤嚥性肺炎、骨粗鬆症、低体重児出産などのリスクが上がると言われています。

 

要するに口の中の細菌が歯周病だけでなく、全身の健康に影響を与えるということです。

そしてこの口の中の細菌をしっかり取っていくためには、歯ブラシだけでは足りず、フロスなどの補助器具が必要になってくるのです。

 

本の中には面白いデータも載っていて、歯ブラシや歯磨き粉などの歯科用製品を製造販売しているライオンは日本・アメリカ・スウェーデンの三カ国で歯科に関するアンケート調査を行った結果、

デンタルフロスの使用者の割合 日本19.4% アメリカ60.2% スウェーデン51.3%という結果でした。

日本ではまだまだ歯周病の恐ろしさ、フロスの大切さなどの認識が低いということがわかる数字です。

 

また、歯科医院への通院目的を聞いてみたところ

 日本「虫歯治療」 66.6%

  欧米「歯の健康診断」アメリカ64.5% スウェーデン70.4%

と日本は未だ痛くなったら歯医者に行き、痛みがなくなればそれでおしまいという人が多いのがわかります。

 

当医院では初診時にお口全体の検査をさせてもらい、2回目来院時にお口の中の菌の状態を調べて予防の大切さをお話しするという時間を設けています。

 

すぐに治療を始めたいという患者さんの気持ちはすごくわかりますが、実は長い目で見ると治療することよりも予防(メインテナンス)の知識を持っていただくことの方が大事だと考え、2回目にお話しする時間をとらせていただいています。

 

今回紹介させていただいた川村先生の本は、一般の方向けの内容になっており大変読みやすいのでぜひ読んでみていただけるといいかと思います。

 

何か気になることがあれば、お気軽にスタッフにお尋ねください。

スタッフ一同、ご来院お待ちしております。


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